
フィギュアスケート女子のショートプログラム(SP)で日本勢が好発進した。中井亜美(17)=TOKIOインカラミ=が首位に立ち、坂本花織(25)=シスメックス=が2位、千葉百音(20)=木下グループ=は4位。大舞台でも変わらない強さを発揮した。
ここ数年、世界での日本女子の勝負強さが際立つ。各国の有力選手が出場するグランプリ(GP)シリーズで成績上位6人が出場できるファイナルに、今季は日本から4人が進出。昨季は5人を日本勢が占めるなどレベルが底上げされている。
実力のある選手がこれだけ多く輩出されるのはなぜか。海外メディアから問われた坂本は「先生に言われてやるというより、自分に明確な目標があって、そこに向けて取り組む選手がほとんど」と語り、選手の主体性が要因の一つだとした。
日本連盟が1992年から行う全国有望新人発掘合宿、通称「野辺山合宿」は全国から選抜された小学生スケーターが集う。これまで世界で活躍した選手らは軒並み経験。参加するための選考会もある。幼い頃から強い競争意識が培われてきた。
22年北京五輪後は、表彰台の常連だったロシア勢がウクライナ侵攻の影響により国際大会から締め出され、その間、坂本が22~24年の世界選手権を3連覇するなど世界のトップに君臨し続けた。明確なターゲットが近くにいることで、他の選手たちの意識も上がった。
冬季五輪で表彰台独占となれば、1972年札幌大会のノルディックスキー・ジャンプ70メートル級以来の快挙。実現できるか。
【時事通信社】
〔写真説明〕フィギュアスケート女子ショートプログラム(SP)で演技する中井亜美=17日、イタリア・ミラノ郊外
2026年02月19日 14時32分