
準々決勝進出を決めていた日本は、チェコ戦で大幅に先発メンバーを入れ替えた。メジャー組の大谷と鈴木が外れ、森下、佐藤らが出場。井端監督は試合前、「あまり出ていない選手、打席数の少ない選手がいる。そういった選手に結果を出してほしい」と狙いを明かしていた。
なかなか得点を奪えない展開だったが、両チーム無得点で迎えた八回1死一塁で、途中出場の若月が右翼線二塁打。相手の失策も絡み、待望の先制点を奪った。
さらに2死一、二塁から7番で先発出場した周東が右中間へ3ラン。2023年の前回大会は1打席しか立てなかった足のスペシャリストが、打撃でアピールした。「打った瞬間に入ると思った。この3年間の取り組みは間違っていなかった。足、守備だけでなく、バットでも貢献できたのはうれしい」と笑顔を見せた。
井端監督は現役時代の13年にWBC出場。大会序盤はレギュラーでなかったが、試合を重ねるごとに欠かせない戦力となり、打率5割5分6厘でベストナインに選ばれた。監督は「大会中は何が起こるか分からない。自分もレギュラーでも何でもないところから最後は先発で出られるようになった」と振り返る。
今後、けがによる離脱など想定外の事態が起こる可能性もある。「準備だけは怠らずにやってもらえればいい」と監督。控えだった選手たちにとって、チェコ戦は貴重な実戦の場になった。
【時事通信社】
〔写真説明〕8回、3点本塁打を放つ日本代表の周東=10日、東京ドーム
2026年03月10日 23時16分