
今回のWBCは、6大会目で初めて直前のシーズンの米大リーグ最優秀選手(MVP)、サイ・ヤング賞(最優秀投手賞)を受賞した4人がそろって出場した。メジャーの一流選手の参加が増え、大会のレベル向上を印象付けた。
昨季4度目のMVPに輝いた大谷(ドジャース)は、日本代表として2大会連続の出場。ジャッジ(ヤンキース)は米国の主将を務めた。サイ・ヤング賞の両投手も米国代表でプレーし、スキーンズ(パイレーツ)はドミニカ共和国との準決勝で好投。スクバル(タイガース)は昨季195回3分の1を投げた中で出場に踏み切った。
大リーグ公式サイトによると、出場20チームでメジャーのオールスター戦に出場した経験がある選手は、史上最多の78人(2月のメンバー発表時点)。3月開催で特に投手は調整の難しさが指摘されてきたが、スキーンズは「簡単な決断だった」と即答した。
日本は第1回大会からイチローら大リーガーを招集してきたが、かつてはメジャー移籍1年目の選手が出場しない傾向にあった。しかし、前回大会は吉田(レッドソックス)、今大会は村上(ホワイトソックス)と岡本(ブルージェイズ)が参加。村上は「日の丸を背負うチャンスがあるなら、僕から断ることはない。誇らしいことなので迷いはなかった」。WBCの価値の高まりを感じさせる。
今大会は大リーガーの出身地で上位を占める米国、ドミニカ共和国、ベネズエラが4強入り。米国から遠い日本は、大会直前に合流するメジャー組を短期間で国内組と融合させる必要があり、調整面とチーム編成で困難が伴う。他国のレベルが上がる中、過去最低の成績だった準々決勝敗退からの巻き返しは簡単ではない。
【時事通信社】
〔写真説明〕準々決勝でカナダに勝ち、喜ぶ米国のジャッジ(左)=13日、ヒューストン(AFP時事)
〔写真説明〕準決勝のドミニカ共和国戦で力投する米国先発のスキーンズ=15日、マイアミ(EPA時事)
2026年03月18日 18時38分