霧島、執念の土俵際=豊富な稽古量が裏付け―大相撲春場所



土俵際での執念が上回った。霧島は圧力に後退しながら、勝機を逃さずに豪ノ山との形勢を逆転。優勝を狙う上で大きな1敗同士の対戦を制し、11日目にして単独トップに立った。

「しっかり当たれているから体が動いた」と冷静な口調。無我夢中で攻める相手をいなすなどして素早い動きに活路を求めた。足が滑りかけた場面もこらえ、「よく残れた。よかった」。俵に足はかかったが、左からの突き落としで仕留めた。

しっかり稽古を積んできているから、終盤戦でも動き負けない。「目標は20番。それでやっと落ち着く」。重りを使ったトレーニングなどにも取り組む中、相撲を取る重要性は身に染みている。

入門時の師匠である陸奥親方(元大関霧島)は、場所前の時津風一門の連合稽古を見守った。「稽古をしなくなったら言おうと思ったが、よく稽古していた」と努力を認めた。

支度部屋での取材中、霧島は12日目の対戦相手を報道陣に質問。豊昇龍と分かった後、2敗を守った横綱の結びを見届けると、「変わらず、しっかり取る」と気合を入れ直した。豊昇龍を破って白星を重ねていけば賜杯に近づき、大関返り咲きへの機運が高まってくるかもしれない。

【時事通信社】 〔写真説明〕霧島(左)は豪ノ山を突き落としで下す=18日、エディオンアリーナ大阪

2026年03月18日 20時40分


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