
2022年に初めて中東で開催されたサッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会は、アジア勢の躍進を印象付ける大会でもあった。1次リーグで挙げた計7勝と、ベスト16に3チームが進んだのはともに最多だった。
前回大会でサウジアラビアは初戦でアルゼンチンに2―1と劇的勝利。この波乱を皮切りに、アジア勢が勢いづいた。日本はW杯優勝国のドイツとスペインを破り、韓国はポルトガル戦で終盤に決勝点を奪い16強入り。オーストラリアもチュニジア、デンマークを退けて勝ち進んだ。
18年ロシア大会で16強入りしたのは日本だけ。14年ブラジル大会では、決勝トーナメント進出どころかアジアのチームは1勝もできなかった。この2大会の成績を振り返れば、カタール大会でアジア勢が確かな進歩を示したと言える。
日本サッカー協会は、以前からアジア諸国に指導者を派遣するなど、普及と発展に寄与してきた。日本代表の森保一監督も「日本がアジアのレベルアップに大きな貢献をしている」と功績を誇る。
出場が32チームに拡大された1998年以降、ベスト16の先に進んだのは02年日韓大会4強の韓国だけ。「アジア勢が勝っていくだけの力は付けている」と森保監督。今回の北中米3カ国大会は、初優勝を目指す日本だけでなく、アジア勢も次の「景色」を目指す戦いになる。
【時事通信社】
〔写真説明〕W杯カタール大会でアルゼンチンに勝ち、喜ぶサウジアラビアの選手ら=2022年11月、カタール・ルサイル
2026年04月16日 18時02分