
首位に立つヤクルトが新たな姿を見せた。試合前までチームの犠打はわずか3だったが、この日だけで二つ決めた。小技を絡めて中日の高橋宏を攻略し、池山監督は「つなぐことを徹底できた」とうなずいた。
序盤から仕掛けた。二回1死一、三塁で古賀に出たサインはセーフティースクイズで、初球を絶妙に一塁線に転がして先制した。さらに四回は無死一、二塁から5番岩田が送りバントを1球で決める。その後の古賀のスクイズはファウルになったが、相手バッテリーを揺さぶるには十分。この回の4得点につなげた。
各打者の果敢なスイングで開幕ダッシュに成功したヤクルト。だからこそ、裏をかくようなバントが効果的に決まった。古賀は「(サインは)想定通り。一発で決めると流れが来ると各選手が分かっている」。さまざまな場面に対応できる準備がチームに浸透していた。
意表を突いたようにも見える攻撃だが、池山監督は「今まで使ってないだけ。やるときは感じ取られないように」。緻密さも発揮できる打線は、追う他球団にとっては脅威になるだろう。
【時事通信社】
〔写真説明〕2回、先制のスクイズを決めるヤクルトの古賀=17日、バンテリンドーム
2026年05月17日 19時40分