好アピールで定着=台頭した中村敬斗―サッカー日本代表・結束、最強メンバー(2)



攻撃的MF中村敬斗(スタッド・ランス)が日本代表に初めて呼ばれたのは2023年3月。W杯カタール大会の後、第2次森保体制で初めての強化試合だった。当時、オーストリア1部のリンツに所属。G大阪からオランダ、ベルギーを経て3カ国目の海外だった。

「自チームで活躍して、夏に移籍でステップアップして、その後で代表かな」と思い描いていた。招集は予想外の早さだった。出場2戦目のエルサルバドル戦で代表初ゴール。23年9月の欧州遠征では力のあるトルコから2ゴールを挙げた。

デビューから6試合で6得点と量産し、好印象を残した。特にシュート技術の高さが光った。その間、フランスの現所属チームへ移籍。代表での存在感も着実に高めていった。

ただ、順風満帆というわけでもない。昨季、チームは低迷し、入れ替え戦の末に2部降格。シーズン終了後にW杯が控える大事な今季に向けて移籍を模索したが、スタッド・ランスとの契約が残っており、実現しなかった。

昨夏の開幕後、チームへの合流が遅れ、ファンを心配させた。精神的に難しい時期もあったそうだが、気持ちを切り替えて2部で活躍。かねて森保監督はプレーだけでなく、サッカーに対する姿勢も買っており、評価は下がらなかった。同じ左サイドの三笘薫(ブライトン)がけがで無念の欠場となった今大会で、かかる期待はより一層大きい。

【時事通信社】 〔写真説明〕イングランドの守備陣をドリブルで突破する中村敬斗(中央)=3月、ロンドン(AFP時事)

2026年05月20日 07時09分


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