異例の広域開催となった今大会は、全48チームに移動格差が出た。1次リーグの3試合で、ベースキャンプ地と各試合会場のある都市を往復した場合の総移動距離から、1次リーグの突破率やプレーへの影響を探った。
やはり移動の負担は少ない方が有利か。距離の長短で24チームずつに分けると、突破率は長いグループが58%、短いグループは75%。平均は突破組が4536キロで、敗退組は5875キロだった。距離の上位12チームに限ると、全体で8番目に長かった日本を含む4チームしか突破できなかった。
日本は長旅の疲労をはねのけた好例だ。F組最長の7494キロを移動しながら、試合での選手の走行距離の合計は3試合とも110キロ前後と落ちていない。相手に直接プレスをかけた回数は第2戦、第3戦とも相手を大きく上回った。第2戦で出番のなかった前田は、第3戦のスプリント回数が95。両チーム最多で2位の倍近くを記録し、選手起用の妙もうかがえる。
最長の1万148キロを移動したキュラソーが敗退し、904キロで最短のメキシコは突破。一方で9653キロのオーストリアが歓喜に沸き、1338キロの小旅行だった韓国が涙をのむケースもあった。
「移動や長期間の戦いで、いかにストレスをなくすかがポイント」と話していたのは日本の森保監督。48チーム合計で地球を6周した1次リーグを終え、舞台は決勝トーナメントへ移った。
【時事通信社】
2026年07月02日 07時24分
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