
持ち味である低い姿勢からの攻めで圧倒し、安青錦が大関琴桜を撃破した。全休明けの今場所は10勝すれば大関復帰を果たせる。その序盤戦で4勝目。上々の滑り出しを「悪くない」と涼しげに言った。
慎重な立ち合いから頭をつけて前進し、防戦一方の相手を難なく寄り切った。「前に攻めることができた。いいところが出た」と自賛。かど番の琴桜も執念を燃やしていただろうが、過去5勝1敗という合口の良さがそのまま出たような内容だった。
5月の夏場所は左足首を痛めた影響で全休し、在位3場所で関脇に転落。2023年九州場所の序ノ口デビュー後、本場所からこれほど長く離れた経験はない。「力士は土俵に上がらないと。何をやっても土俵で勝つことが一番うれしい」。真剣勝負を渇望してきた。
師匠の安治川親方(元関脇安美錦)からは「やれることを必死にやれ」との言葉をもらい、リハビリ期間は基礎運動を黙々とこなしてきた。再起を期す名古屋場所は中盤戦へ。安青錦は「熱い戦いを見せられたら」と力強く語った。
【時事通信社】
〔写真説明〕安青錦(左)は琴桜を寄り切りで破る=16日、愛知・IGアリーナ
2026年07月16日 20時36分