
全セの細川が富山の空に2本の放物線を描き、第2戦のMVPに輝いた。「信じられない気持ちだが、うれしい」。中日の主砲としての存在感をしっかり示した。
まずは1本目。三回に高橋光(西武)の外角直球を振り抜き、打球は左中間へ。「完璧だった」。ソロを放った佐藤(阪神)に続いて2者連続のアーチとなった。
2本目は1点を追う六回に椋木(オリックス)から。再び直球を捉えると、打球はぐんぐんと伸びてバックスクリーンに飛び込んだ。豪快な決勝の逆転2ラン。「どうやって打ったか覚えていない」と笑う。
前日の第1戦でもソロを放っており、2試合で3発。本塁打競争でも場外弾を含む計15本で、見事に優勝を果たした。「持ち味の長打力を見せられたらいい」。その意気込み通りにパワーをいかんなく発揮し、多くのファンを魅了した。
前半戦はチームが最下位に沈み、自身も不調に苦しんだ。「チームも僕も、巻き返せるように頑張りたい」。ここまで15本塁打。オールスターの舞台で見せた力強いスイングがあれば、自己最多の24本を更新することも難しくないだろう。
【時事通信社】
〔写真説明〕3回、ソロ本塁打を放つ全セの細川=29日、富山市民球場
〔写真説明〕6回、逆転2ランを放つ全セの細川=29日、富山市民球場
2026年07月29日 22時35分