カバディ代表、きっかけは漫画=メダルに迫った日本男子―アジア大会



鬼ごっことドッジボールを組み合わせたような競技のカバディ。日本男子は1次リーグで敗退したものの2勝を挙げ、16年ぶりのメダルが確定する準決勝進出にあと一歩と迫った。

代表選手の一部が競技を始めるきっかけとなり、認知度向上に大きく貢献している漫画がある。2024年まで小学館のアプリ「マンガワン」で連載された「灼熱(しゃくねつ)カバディ」だ。

競技はインド発祥で、紀元前の狩猟が起源とされる。1チーム7人で対戦。攻撃手1人が敵陣に入って息継ぎなしで「カバディ」と言い続け、相手選手に触れて自陣に戻れば得点。守備側はタックルや足首をつかむなどして、帰還を阻止する。

日本の攻撃陣をけん引する鈴木祥矢(日本協会)は、もともと器械体操に没頭。高校時代に灼熱カバディを教えてくれた先輩と体験会に参加し、競技を始めた。他の選手数人も同じ漫画が競技との出合いだ。日本協会によると登録選手数は男女計400人ほどで、国内の愛好者は約5000人。鈴木は「日本で『灼熱カバディ』を知らずにやっている選手を見つけるのが難しいほど、根付いている」と話す。

日本勢は今年2度、本場インドへの遠征で強化した。今大会は地元の大声援を受け、前回大敗を喫したバングラデシュを破るなど奮闘。主将の阿部哲朗(テンダーラビングケアサービス)は「日本人にすごく向いている競技」と強調する。今回の盛り上がりを、普及への足掛かりとしたい。

【時事通信社】 〔写真説明〕カバディ男子1次リーグのバングラデシュ戦で攻める鈴木(左端)=22日、愛知・東海市民体育館

2026年09月27日 07時06分


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