五輪選考へ収穫の銅=初出場、22歳の池畑菜々―世界レスリング



【アスタナ時事】カザフスタンのアスタナで開催されているレスリングの世界選手権に初出場した22歳、池畑菜々(育英大)が非五輪階級の女子65キロ級で3位に入った。年代別世界選手権で優勝経験のある期待の若手。12月からのロサンゼルス五輪選考レースを前に「世界での立ち位置を理解した」と収穫を得た。

準々決勝では元世界王者のモルドバ選手からタックルで得点を奪い接戦に持ち込んだが、結果はフォール負け。「経験の差が出た」。まだ銅メダルのチャンスが残っていたため、「ここで勝たないと五輪に行けない」と気合を入れ直した。翌日の敗者復活戦を制し、3位決定戦は昨年3位のモンゴル選手に完勝。「うれしいけど悔しい」と素直に語った。

兵庫・芦屋学園高時代は、女子が五輪種目になる前の1992年に世界女王となった坂本涼子さんに指導を受けた。育英大では、パリ五輪62キロ級金メダルの元木咲良(育英大助手)、五輪階級の68キロ級で昨年世界選手権を制した石井亜海(クリナップ)らと「ばちばち練習している」と言う。そんな恵まれた環境を生かして成長してきた。

12月の全日本選手権では68キロ級への転向を示唆。先輩の石井に挑むことになる。フィジカル面の弱さや攻撃の種類の少なさといった課題を口にしつつ、「目標にしてきた五輪予選。若さを出してどんどん勝っていければ」と力強かった。

【時事通信社】 〔写真説明〕女子65キロ級で銅メダルを獲得した池畑菜々=28日、カザフスタン・アスタナ

2026年10月30日 07時05分


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