
GMOインターネットへの不正アクセス問題で、攻撃者のものとみられるウェブサイトへの接続を強制的に遮断する「ブロッキング」を総務省が要請していたことが29日、分かった。業界団体を通じ、民間の通信事業者に求めた。各社は実施したかどうかについて明らかにしていない。
ブロッキングは、違法サイトなどに接続できないよう通信事業者が強制的に遮断する手法。全ての利用者の接続先を把握することが前提のため、憲法で保障される「通信の秘密」の侵害に当たる恐れがある。今年7月に取りまとめられた総務省有識者会議の報告書で、「他の権利制限的ではない手段が十分に尽くされたか検証すべきだ」と指摘された。
要請について、木原稔官房長官は同日午前の記者会見で「通信事業者ともさまざまなやりとりをしているが、具体的な対応についてはお答えを差し控えている」と述べるにとどめた。
【時事通信社】
〔写真説明〕GMOインターネットグループが入るビル=東京都渋谷区
2026年10月29日 18時33分