【ロンドン時事】欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は29日、任期を約9カ月も前倒しした来年2月の退任を決めた理由について、「金融政策以外のことについても自由に発言したい」と述べた。フランス出身のラガルド氏の去就を巡っては、来春の仏大統領選前に身を引くとの観測が高まっていた。
今月、一時5%台と約24年ぶりの高水準を付けた仏国債など、各国の金利が上昇していることには警戒感を表明。「債務の多い国は現実を受け入れ、財政立て直し計画を実行しなければならない」と述べた。
ECBは同日、ユーロ圏の金融政策を協議する定例理事会を開き、政策金利を2.5%に据え置くことを決定した。ラガルド氏はその後の記者会見で退任理由を問われ、「現在の状況下で中立な立場のままでいることはできない」と強調。これまでの自身の国際経済・金融分野での経験を踏まえ、「伝えるべきことがある」と訴えた。
【時事通信社】
2026年10月30日 06時09分
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