【ワシントン時事】トランプ米大統領は17日、ホワイトハウスで国家安全保障会議(NSC)の会合を開催した。イスラエルと交戦を続けるイランへの対応について議論したもようだ。また、自身のSNSに「無条件降伏!」「イラン上空を全面的に制圧した」と投稿。核計画の完全放棄を目指し、イランへの圧力を強めた。
会合は約1時間20分行われた。トランプ氏はイランの核兵器保有を容認しない姿勢を繰り返し表明しており、核放棄に向けた外交的解決に加え、軍事的オプションも話し合った可能性がある。トランプ氏はイラン中部フォルドゥのウラン濃縮施設を米国が持つ地下貫通型爆弾「バンカーバスター」で攻撃することも検討しているとされる。
トランプ氏はSNSで、イランの最高指導者ハメネイ師が「どこに隠れているか正確に把握している」と主張。「少なくとも今は排除(殺害)しない」と述べた一方、「われわれの我慢は限界にきている」と警告した。
米当局者によれば、トランプ氏はイスラエルのネタニヤフ首相と電話会談した。NSC会合の内容を共有したとみられる。また、国務省は在イスラエル大使館を18~20日に閉館すると発表した。
【時事通信社】
2025年06月18日 14時57分
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