政府サイバー体制、整備本格化=能動的防御法が一部施行



政府は1日、首相を本部長に改組した「サイバーセキュリティ戦略本部」の初会合を首相官邸で開催した。サイバー攻撃を未然に防ぐ「能動的サイバー防御」導入法が同日付で一部施行したことに伴うもので、司令塔組織「国家サイバー統括室」も発足。政府の体制整備が本格化した。

石破茂首相は初会合で「わが国の新たなサイバーセキュリティー推進体制が発足した。政府一丸となって取り組みを進める」と強調。この後、統括室の職員を集め、「サイバー対処能力の強化は喫緊の課題だ。専門性に磨きをかけ、国家、国民のために活躍してほしい」と訓示した。

戦略本部はこれまで、官房長官をトップに関係閣僚と有識者で構成。今回の改組で、全閣僚がメンバーとなる一方、有識者らは新設の専門家会議に移る。

【時事通信社】 〔写真説明〕国家サイバー統括室発足式で訓示する石破茂首相=1日午前、首相官邸 〔写真説明〕国家サイバー統括室が発足し、撮影に応じる石破茂首相(右から3人目)、平将明サイバー安全保障担当相(同2人目)ら=1日午前、首相官邸

2025年07月01日 11時51分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース