第219臨時国会が21日、召集された。自民党は日本維新の会と連立政権樹立で合意しており、高市早苗総裁が衆院本会議の首相指名選挙で第104代首相に選出された。参院でも指名を受け、高市内閣が夜に発足する見通しだ。女性の首相就任は史上初めて。
高市氏は21日午前、自民党役員会に出席。午後の新閣僚呼び込みに向けて大詰めの調整を進めた。内閣の要となる官房長官に木原稔前防衛相(56)が内定。高市氏は総裁選で争った茂木敏充元幹事長(70)を外相に再登板させ、小泉進次郎農林水産相(44)を防衛相、林芳正官房長官(64)を総務相に充てる。
経済産業相には赤沢亮正経済再生担当相(64)の横滑りが決まった。鈴木憲和衆院議員(43)が農水相に就く方向で、平口洋衆院議員(77)と牧野京夫参院議員(66)も初入閣する。
高市氏は女性の登用に意欲を示してきた。片山さつき元地方創生担当相(66)を財務相に起用する方向だ。
【時事通信社】
〔写真説明〕衆院本会議で第104代首相に指名された自民党の高市早苗総裁(中央)=21日午後、国会内
2025年10月21日 14時22分