対中100%関税「持続不可能」=首脳会談で「良い合意」も―米大統領



【ワシントン時事】トランプ米大統領は17日放送のFOXビジネスのインタビューで、11月から課すとしている100%の対中追加関税は「持続可能ではない」との認識を示した。また、韓国での米中首脳会談を2週間後に予定していると言明。高関税措置は「中国がそうさせた」と述べ、中国によるレアアース(希土類)の輸出規制強化を非難した。

トランプ氏はホワイトハウスで記者団に「双方にとって良い合意をするだろう」と語った。

トランプ氏と習近平中国国家主席の対面会談は、韓国で31日開幕するアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせ調整。会談実施前に中国への強硬姿勢を和らげた形だ。輸出規制の強化を受け、トランプ氏は会談中止を示唆していた。

トランプ氏は「中国とはうまくいくだろうが、公平な取引をしなければならない」と強調。「彼らは常に有利な立場を探している」との見方を示した。

また、11月から100%の追加関税を課すと迫っていることで「われわれは非常に強い立場にある」と主張。大きな打撃となるため「中国は高関税を望んでいない」と指摘した。

【時事通信社】 〔写真説明〕トランプ米大統領(右)と習近平中国国家主席(AFP時事)

2025年10月18日 07時43分


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