
【ニューヨーク時事】13日のニューヨーク株式相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)による次回12月会合での利下げ観測後退が重荷となり、5営業日ぶりに反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比797.60ドル安の4万7457.22ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は536.10ポイント安の2万2870.36で引けた。
今週、複数のFRB高官から12月の政策金利引き下げに否定的な発言が相次ぎ、市場で利下げ期待が低下した。巨額の人工知能(AI)投資に対する懸念も根強く、IT大手を中心に幅広い銘柄で売りが膨らんだ。ダウ平均は前日まで4営業日の上げ幅が1300ドルを超えており、利益確定の売りも出やすかった。
【時事通信社】
〔写真説明〕米ニューヨーク証券取引所(AFP時事)
2025年11月14日 08時16分