国の2025年度の一般会計税収が80兆7000億円程度となることが26日、分かった。税収が80兆円台に達するのは初めて。当初予算段階では77兆8190億円と想定していたが、賃上げの広がりに伴う所得税収の伸びなどを受け、2兆9000億円程度上振れする見込み。
高市政権の大規模な経済対策の裏付けとなる25年度補正予算案の編成に伴い、年度の税収の見通しを見直した。ガソリン税の暫定税率廃止による税収減も加味した。
一方、補正予算の歳入を賄うため、11兆円を超える国債を追加発行する見込み。これにより25年度の国債発行額は当初予算段階で計画していた28兆6471億円から大きく膨らむが、24年度の補正後(42兆1000億円)を下回る額に抑える方針だ。
【時事通信社】
2025年11月26日 18時18分
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