日米防衛相、対中連携で一致=レーダー照射巡り電話協議



小泉進次郎防衛相は12日、ヘグセス米国防長官と電話で会談し、中国軍機による自衛隊機へのレーダー照射を受け、日米間で緊密に意思疎通し、連携していくことで一致した。両氏は中国軍とロシア軍の爆撃機による日本周辺での共同飛行を含め、中国の動向について深刻な懸念を表明した。

レーダー照射後、日米の防衛担当閣僚による協議は初めて。会談は約40分間行われた。両氏は、中国の行動は地域の平和と安定に資するものではないとの認識を共有。年明けに米国での対面会談を調整することも申し合わせた。

小泉氏はこの後の記者会見で「日米同盟の抑止力・対処力を一層強化していく」と強調。「国際社会に対してわが国の立場や考えを適時適切に発信し、中国側には再発防止を厳重に求めていく」と語った。

【時事通信社】 〔写真説明〕記者会見する小泉進次郎防衛相=12日午前、国会内

2025年12月12日 10時23分


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