
SBI新生銀行が17日、東証プライム市場に再上場した。初値は1株1586円で、公開価格の1450円を上回った。初値を基に計算した時価総額は1兆4200億円に上る大型の新規株式公開(IPO)。SBIグループが全国の地銀との連携を加速させる「第4のメガバンク構想」の中核を担う。
SBI新生銀の前身は1998年に経営破綻し、一時国有化された旧日本長期信用銀行で、米投資ファンド傘下での上場を含めて東証への上場は3度目となる。バブル崩壊後の不良債権処理のために注入された公的資金が完済できず、SBIホールディングス(HD)が2021年に連結子会社化。23年9月に上場廃止していた。
【時事通信社】
〔写真説明〕上場セレモニーに出席したSBI新生銀行の川島克哉社長=17日午前、東京都中央区の東京証券取引所
〔写真説明〕SBI新生銀行の看板
2025年12月17日 13時36分