ベネズエラ「運営」表明=米大統領「政権移行まで」―マドゥロ氏拘束、石油権益掌握へ



【ワシントン、サンパウロ時事】トランプ米大統領は3日、南米ベネズエラに対する軍事作戦と反米左派マドゥロ大統領の拘束を巡り、「安全で適切な政権移行が実現するまで、われわれが国を運営する」と表明した。南部フロリダ州で記者会見した。ベネズエラを支配下に置き、統治のために「地上部隊投入も恐れない」と主張した。米国の「力による現状変更」は、国際社会に大きな波紋を広げそうだ。

トランプ氏は、マドゥロ政権のロドリゲス副大統領が「大統領として宣誓した」と指摘。ルビオ米国務長官が連絡を取り合っているといい、「彼女は『必要なことは何でもする』と語った」と説明した。ベネズエラ最高裁も同日、ロドリゲス氏に「行政の継続性と包括的な国家防衛を確保する」ため、大統領の全ての義務と権限を代理として引き受けるよう求めた。

トランプ氏は一方で、昨年のノーベル平和賞を受賞したベネズエラの野党指導者マリア・マチャド氏について、「指導者になることは難しいだろう。国内で支持も尊敬も得ていない」との見解を示した。マチャド氏は声明で、2024年大統領選の野党統一候補エドムンド・ゴンサレス氏が大統領になるべきだと主張しており、統治に関して混乱が生じる可能性がある。

米司法当局はマドゥロ氏と妻らを麻薬密輸などの罪で起訴している。トランプ氏は拘束したマドゥロ氏を米国に移送した上で、「無法な独裁者を法の裁きに付す」と述べた。マドゥロ氏と妻を乗せた航空機は3日、米東部ニューヨーク州に到着した。

トランプ氏は埋蔵量が豊富なベネズエラの石油について、米石油大手が権益を掌握する方針も打ち出した。米企業がインフラを再建し、「石油を本来あるべき形で流通させる」と語った。

【時事通信社】 〔写真説明〕3日、米南部フロリダ州パームビーチで記者会見するトランプ米大統領(中央)(AFP時事) 〔写真説明〕3日、米南部フロリダ州パームビーチの邸宅「マールアラーゴ」で、ベネズエラのマドゥロ大統領拘束作戦を見守るトランプ大統領(前列中央)、ルビオ国務長官(同右)ら(ホワイトハウス提供)(EPA時事) 〔写真説明〕3日、拘束されたベネズエラのマドゥロ大統領=トランプ米大統領のSNS投稿より(AFP時事)

2026年01月05日 08時21分


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