離島の防衛や奪還を想定して九州各地で行われている陸上自衛隊と米海兵隊の日米共同訓練「アイアン・フィスト」を巡り、陸自の輸送機V22オスプレイが、沖縄県内への飛来を取りやめることが18日、関係者への取材で分かった。陸自のオスプレイとして初めて、県内の米軍基地を使って訓練する予定だったが、住民感情に配慮したとみられる。
計画では、V22は陸自佐賀駐屯地(佐賀市)から今月下旬に飛来。米軍普天間飛行場(宜野湾市)で機体整備や、同キャンプ・ハンセン(金武町など)で飛行訓練などを実施する予定だった。
共同訓練は11日から3月9日まで、沖縄県内のほか、米軍岩国基地(山口県)や鹿児島県・奄美大島などの九州各地で実施。陸海空3自衛隊から計約2000人、米軍からは海兵隊など約3000人が参加する予定だ。
オスプレイを巡っては、2023年11月、米軍横田基地(東京都)所属の機体が鹿児島県・屋久島沖で墜落し、乗員8人が死亡。24年10月には、陸自の機体が、沖縄県・与那国島で離陸時にバランスを崩し、地面に接触する事故が発生した。県は1月、防衛省沖縄防衛局に共同訓練でのオスプレイ使用の自粛などを要請していた。
【時事通信社】
2026年02月19日 07時06分
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