
【ワシントン時事】米商務省が19日発表した2025年の貿易統計(国際収支ベース、季節調整済み)によると、モノの貿易収支の赤字額は、前年比2.1%増の1兆2409億ドル(約192兆3000億円)だった。トランプ政権は貿易赤字の縮小を掲げて高関税措置を導入したが、思惑とは裏腹に輸入、赤字幅とも過去最大を記録した。
トランプ大統領は2期目就任後、貿易相手国・地域に対する「相互関税」や自動車、鉄鋼・アルミニウムなどの分野別関税を発動。高関税を前にした駆け込み輸入が増え、昨年1~3月は前年同期比で計7割増加した。相互関税を導入した4月以降は前年同月比でいずれも減少したが、増加分を相殺するほどの水準には達しなかった。
モノの輸入は4.3%増の3兆4384億ドル。輸出は5.7%増の2兆1974億ドル。高関税を課した中国からの輸入が減ったものの、米経済の成長をけん引する人工知能(AI)分野で需要が根強い半導体などの品目で、台湾やベトナムからの輸入が大幅に増えた。
【時事通信社】
〔写真説明〕トランプ米大統領(EPA時事)
2026年02月20日 09時28分