日立製作所など電機各社の労働組合で構成する電機連合が2026年春闘で、従業員の基本給を底上げするベースアップ(ベア)相当分について、妥結受け入れの最低基準を「月額1万2000円以上」とする方向で最終調整していることが14日、分かった。物価高を上回る高水準の賃上げを継続的に実現するため、前年の「1万円以上」から一段と高い水準へと引き上げる。
16日に正式決定する見通し。大手各社の労組は今春闘で1万8000円のベアを要求。各社の労使交渉は、18日の集中回答日に向けて大詰めに入っている。
電機業界では、主要企業労組が、要求額や交渉日程をそろえる「統一闘争」が慣例。回答の最低基準は「歯止め」と呼ばれ、各労組がストライキを実施するかどうかの判断基準となる。
電機連合は20年春闘から最低基準を満たしていれば、妥結額に差が出ることを容認している。各社の間で業績や事業環境などに違いが生じており、今春闘でも回答がばらつく公算が大きい。業績好調のNECはすでに、ベア1万8000円相当の満額回答で応じる意向を労組に伝えている。
25年春闘で主要労組は、ベア1万7000円を要求。日立や富士通、NECが満額回答。三菱電機は1万5000円、東芝が1万4000円、シャープが1万2000円で妥結した。
【時事通信社】
2026年03月15日 07時26分
economy