米、イランの油田破壊警告=停戦協議の進展も強調―戦費、アラブに要求も



【ワシントン、カイロ時事】トランプ米大統領は30日、イランとの停戦協議が早期合意に至らなければ、イラン国内の油田などのエネルギー施設を全て破壊すると警告した。同時に、パキスタンなどが仲介している停戦協議に「大きな進展が見られる」とも主張した。

トランプ氏はSNSに、停戦協議がまとまらず、原油輸送の要衝ホルムズ海峡の封鎖が解除されなければ、「発電所、油田、そしてカーグ島を完全に破壊する」と投稿。さらに「恐らく全ての海水淡水化施設」も破壊対象になると威嚇した。カーグ島はペルシャ湾に浮かぶイランの主要原油積み出し拠点で、米軍の地上作戦実施が取り沙汰されている。

発言を受け、原油先物相場は急騰した。レビット大統領報道官は30日の記者会見で、トランプ氏が発電所攻撃の猶予期限に設定した4月6日がホルムズ海峡を巡る合意の期限だと説明。ルビオ国務長官はABCテレビで、イラン政権内部に「亀裂がある」と指摘した上で「非公開の場で正しいことを言っている人々がいる」と述べ、水面下の協議での進展を強調した。

レビット氏はまた、トランプ氏がイランとの戦争の費用について、アラブ諸国に負担を求める意向だと明らかにした。「大統領は、彼らにそうするよう要請することに強い関心を持っている」と語った。

【時事通信社】 〔写真説明〕トランプ米大統領=29日、大統領専用機内(AFP時事)

2026年03月31日 08時07分


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