
【ベルリン時事】ハンガリー総選挙から一夜明けた13日、大勝した中道右派野党「ティサ(尊重と自由)」党首で、次期首相と目されるマジャル氏は記者会見で、ロシアや中国と距離を取る考えを示し、権威主義的なオルバン現政権の路線からの脱却を強調した。新政権発足までは少なくとも1カ月程度かかる見通し。
マジャル氏は、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」によるハンガリーとセルビアをつなぐ高速鉄道計画について、開発の遅れや不透明な資金使途といった問題点を指摘。技術移転や人材雇用の観点からも「ハンガリーの国益にかなっているか分からない」と疑問を呈した。ただ、人権や環境などしかるべき基準を満たしていれば、投資は歓迎すると述べた。
ロシアとは「実利的な関係」になると表明し、協力を受ける原発新設事業について、「必要があれば取りやめも検討する」と語った。一方、ロシアの侵攻を受けるウクライナとの関係改善に意欲を見せ、「ウクライナは領土と主権を保全する権利を有する」との認識を示した。
【時事通信社】
〔写真説明〕13日、ハンガリーの首都ブダペストで記者会見を開く次期首相候補のマジャル氏(AFP時事)
2026年04月14日 16時19分