ホルムズ海峡開放、不透明に=イラン、米の封鎖継続受け「厳格管理」



【イスタンブール、ワシントン時事】イラン軍は18日、原油輸送の要衝ホルムズ海峡を「厳格な管理・統制下」に置いたと表明した。同国メディアが伝えた。アラグチ外相は先に同海峡の「全面的な開放」を宣言していたが、米軍がイランの港湾封鎖を続ける方針を示したことにイラン側が反発。事実上の封鎖状態が解消されるか不透明感が強まっている。

アラグチ氏は17日のX(旧ツイッター)への投稿で、イスラエルとレバノンの停戦発効を受け、残る停戦期間中はイランの海事当局が指定し、既に公表済みの航路に従った全ての商船にホルムズ海峡の通過を認めると説明。精鋭軍事組織「革命防衛隊」が先に定めたイラン領海内の航路を指すとみられていた。

トランプ米大統領はSNSで「ホルムズ海峡が全面的に開放され、通商と通航の準備が整った」と歓迎した。ただ、イランとの取引が「100%完了するまで」として、イランの港湾に出入りする船舶の航行を米軍が阻止する封鎖措置を維持する考えを明らかにした。

革命防衛隊に近いタスニム通信によれば、イラン軍中央司令部報道官は18日の声明で、米側によるイランの港湾封鎖の継続を「海賊行為」などと非難。ホルムズ海峡は「以前の状態」に戻り厳しい統制が続くとして、米国による封鎖措置の解除を求めた。

一方、米メディアは、19日にも米イランが戦闘終結に向けた再協議をパキスタンで行う可能性があると報じている。トランプ氏は17日、ニュースサイト「アクシオス」に対し、再協議を近く行い、「1~2日以内」で合意に達するという見通しを示した。また、記者団に対し、22日までにイランと合意しなければ停戦を延長しない可能性に触れた。

【時事通信社】

2026年04月18日 20時05分

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