イスラエル攻撃で4人死亡=イランは「合意違反」と警告―レバノン



【カイロ時事】レバノンのメディアは16日、同国南部にイスラエル軍が空爆を加え、少なくとも4人が死亡したと伝えた。レバノン情勢は、米国とイランが戦闘を終結する覚書に合意した後も好転しておらず、イランは「合意違反だ」と警告。今後の米イランの最終合意に向けた協議で大きな障害になりそうだ。

報道によると、レバノン南部でイスラエル軍の無人機が車両に衝突。現場に人々が集まったところにさらに攻撃が加えられた。別の場所でも車両が無人機の標的となった。このほか、誘導ミサイルによる攻撃や砲撃もあったとされる。

米イランは19日にスイスで覚書署名式に臨み、その後、戦闘終結以外の広範な内容を盛り込んだ最終合意を目指す。イランメディアによると、アラグチ外相は16日、各国の駐イラン大使らに米国とのこれまでの合意内容を説明。レバノンでの戦闘終結は合意と「切り分けることはできない」と強調した。レバノンに対するイスラエル軍の「攻撃や占領継続は合意違反と見なす」と述べた。

イラン軍中央司令部は、レバノン攻撃をやめないのなら「厳しい報復を覚悟せよ」と述べ、イスラエルをけん制した。

一方、イスラエル軍は声明で、親イランのイスラム教シーア派組織ヒズボラがレバノン南部で活動中の部隊にロケット弾を撃ち込んだため、発射元を攻撃したと主張。これとは別に「不審な車両」を発見し、脅威を取り除いたとして、一連の攻撃を正当化した。

【時事通信社】 〔写真説明〕16日、イスラエルによるレバノン南部への攻撃で立ち上る煙(EPA時事)

2026年06月17日 11時00分


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