
【ベルリン時事】ドイツのメルツ首相は17日、同国西部ケルン近郊でフランスのマクロン大統領と共同記者会見を開き、年内に予定される仏軍の核演習に独部隊が初めて参加すると表明した。両国は、信頼が揺らぐ米国の「核の傘」を「補完するもの」(メルツ氏)として、仏核戦力と独軍の通常戦力を連携させ、核抑止力の確保を図りたい考えだ。
両首脳はこれに先立ち、国防・外相を交えた合同安全保障会議を開催した。その後発表された共同声明は、核抑止に関する「戦略的な協力と共通の戦略文化(考え方や行動様式)を発展させる」と明記。16日には核兵器搭載可能な仏軍ラファール戦闘機と独軍ユーロファイター機が空中給油の共同訓練を実施していた。
共同会見では、マクロン氏が射程距離2000キロを超える精密攻撃能力の開発で、独英の連携枠組みへの関心を表明。メルツ氏はロシアの侵攻を受けるウクライナの支援に関し、東欧で今秋行われる英仏主導の「有志連合」の軍事演習に加わると明らかにした。
【時事通信社】
〔写真説明〕17日、ドイツ西部ケルン近郊で、記者会見するフランスのマクロン大統領(左)とメルツ独首相(AFP時事)
2026年07月18日 09時09分