
熊本県で28日、最大震度7の揺れが観測された地震では、同県嘉島町の商業施設「イオンモール熊本」の2階部分が崩落し、多数の人が閉じ込められた。爆発で建物は外壁がはがれ、骨組みの柱はむき出しの状態といい、付近の住民は「爆弾が落ちたかと思った」と青ざめた様子で振り返った。
近くで美容室兼喫茶店を営む園田孝照さん(41)は「地震発生から約20分後にとてつもない衝撃波が来た。爆弾が落ちたのかと思った」と語った。驚いて外に出ると、同モールの方角から煙が上がっていた。園田さんは「避難を呼び掛ける声や緊急車両のサイレンが鳴り響いていた。周辺の道路は渋滞でパニック状態だ」と話した。
同モールから500メートルほどの場所に住む中学2年の男子生徒(14)は家の中で爆発音を聞いた。男子生徒は「稲妻のような音が聞こえた。衝撃は相当大きかった」と驚いた様子。同モール近くに向かうと緊急車両が何台も集まっており、建物は外壁がはがれ、柱が見える状態だったという。
約400メートル離れたホームセンターの男性従業員は「ドーンという音が聞こえた」と証言。当初は地震の衝撃音と思ったが、同モールの方向から煙が上がるのを見て異変に気付いたという。徒歩10分ほどの距離に住む女性(76)は「ドカーンという爆発音が聞こえた。外に出たら灰色の細かい粉が次々に降ってきたので慌てて家の中に戻った」とおびえた様子で話した。
崩落の直前まで同モールの2階にいたという女性会社員(20)は「地震で天井のタイルがはがれ、水が垂れてきたのですぐ避難した。もし離れていなかったらと思うと怖い」と語った。
【時事通信社】
〔写真説明〕2階部分が崩落した熊本県嘉島町のイオンモール熊本=28日午後(防衛省提供)
〔写真説明〕外壁が剥がれたイオンモール熊本の駐車場=28日午後、熊本県嘉島町(近隣住民提供)
2026年07月28日 21時36分