
文部科学省は2027年度、外国籍の児童生徒らの日本語学習を支援するポータルサイトの機能を強化する方針を固めた。サイトの表記を多言語対応とし、掲載する教材の種類を増やす。近年、日本語指導が必要な子どもは急増しており、学習しやすい環境を整える狙い。同年度予算概算要求に関連経費を盛り込む。
ポータルサイトは文科省が運営する「かすたねっと」。日本語を学ぶ外国籍の児童生徒や、児童生徒を指導する教員が利用する教材を検索できる。言葉の意味や漢字を学べるものがあり、約30言語の教材を用意。学校生活でよく使う用語を翻訳する機能も付いている。
現在、サイトの表記は日本語のみだが、27年度からは中国語やポルトガル語などを加える。児童生徒の日本語のレベルに応じた教材など、コンテンツも充実させる方針。児童生徒が学習に必要な教材を探しやすくする。
同省の調査によると、全国の公立小中高校などで日本語指導が必要な児童生徒数は25年度に8万4759人となり、過去最多を更新。こうした子どもの受け入れ実績が少ない地域では、指導体制の整備が課題となっている。サイトの機能強化は、指導経験がない教員を支援する狙いもある。
【時事通信社】
〔写真説明〕日本語学習支援のポータルサイト「かすたねっと」(文部科学省のサイトより)
2026年08月20日 14時38分