
財務省が20日発表した7月の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は6345億円の赤字(前年同月は1563億円の赤字)だった。赤字は3カ月連続。自動車や半導体の輸出が堅調だった一方、輸入は米国からの原油調達額が15倍超に急増。イラン情勢の緊迫化を受けた中東以外からの代替調達が進んだ。大幅な円安も背景に、輸出入額はともに比較可能な1979年以降の最大を更新した。
輸出額は前年同月比23.2%増の11兆5118億円。米欧向けの自動車が伸びたほか、中国を中心に半導体等電子部品が増えた。
輸入額は27.8%増の12兆1463億円。原油の輸入量が5.5%増と4カ月ぶりにプラスに転じ、輸入額は87.8%増えた。このうち、米国からの輸入量は9.1倍、金額ベースで15.9倍に膨らんだ。中東からの輸入量は32.8%減ったが、輸入額は20.7%増加した。
【時事通信社】
〔写真説明〕石油精製施設の貯蔵タンク=4月8日、横浜市(AFP時事)
2026年08月20日 12時02分