
【パリ時事】ドイツ東部ザクセン・アンハルト州で6日行われた議会選で、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が勝利したことを受け、欧州首脳らは警戒を強めた。スペインのサンチェス首相は7日、SNSへの投稿で「過激派の脅威が欧州、世界で増大している」と危機感をあらわにした。
ドイツの隣国ポーランドのトゥスク首相は「AfDの勝利を喜ぶのは、ポーランドでは愚か者か裏切り者だけだ」と非難した。「反移民」を唱える同党はナチスを想起させる面があり、ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の象徴となったアウシュビッツ強制収容所が保存されているポーランドは選挙結果に特に敏感だ。
イタリアからの報道によると、同国のタヤーニ外相はAfDの勝利を「非常に悪い知らせ」と酷評し、同党が「リベラルな西洋の価値観の対極」にあると主張した。
フランスのアダド欧州担当相は、欧州が「重大局面」を迎えたと指摘。極右台頭の背景を理解するため「(有権者の)怒りや不安に謙虚に耳を傾けねばならない」とする一方で、「ナショナリズムや外国人排斥は決して解決策にならない。歴史を忘れてはいけない」と訴えた。
【時事通信社】
〔写真説明〕ドイツ東部ザクセン・アンハルト州議会選の出口調査の結果を受け、歓喜に沸く極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」陣営=6日、州都マクデブルク(AFP時事)
2026年09月08日 12時59分