
外務省は21日、中村仁威欧州局長がモスクワを訪問し、20日にロシア外務省アジア第3局のボロビヨワ局長と会談したと発表した。中村氏はロシア当局が「スパイ容疑」で拘束した北海道新聞記者を巡り、早期の領事面会と即時解放を求めた。
ロシア外務省の20日の発表によると、会談は日本側の要請で行われた。ボロビヨワ氏は、日ロ関係の悪化は日本の「非友好的な方針」の結果だと主張。関係正常化には、日本が「反ロシア的活動を放棄し、ロシアの安全保障上の懸念を考慮する必要がある」との見解を示した。
木原稔官房長官は21日の記者会見で、両局長は「邦人拘束事案のみならず、現下の日ロ間の諸問題について協議を行った」と明らかにした。
一方、在ロシア日本大使館は20日、武藤顕駐ロ大使が19日にロシア外務省を訪れ、領事面会の早期実現を申し入れたと明らかにした。大使館によると、拘束から1週間となった20日時点で、記者との面会は実現していない。
【時事通信社】
〔写真説明〕ロシア外務省=2月9日、モスクワ(EPA時事)
〔写真説明〕外務省=東京都千代田区
2026年10月21日 12時59分