自動車大手8社が27日発表した10月の世界生産台数は前年同月比1.5%減の222万台だった。ホンダは、中国系半導体メーカーのネクスペリアから製品供給が停滞した影響で10.9%減少した。SUBARU、マツダ、三菱自動車も大きく落ち込んだ。一方、トヨタ自動車は北米でハイブリッド車(HV)の販売が好調で、3.8%増の92万台と単月で過去最高を更新した。
ホンダは2カ月ぶりのマイナス。半導体供給の停滞により、10月下旬にメキシコの工場で生産を停止。米国、カナダでも減産していた。メキシコでの生産は今月19日に再開。米国、カナダも24日以降に正常化した。
SUBARUは26.4%の大幅減。国内主力工場の工事に伴う生産ラインの一部停止や、海外で調達元の設備トラブルによる部品納入の遅れが影響した。
8社の世界販売は0.4%減の211万台だった。マツダや三菱自の減少が目立った。
2025年11月27日 18時45分
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