
経済産業省が28日発表した10月の鉱工業生産指数速報値(2020年=100、季節調整済み)は104.6となり、前月比1.4%上昇した。普通乗用車の米国向け輸出が伸びたことが影響し、2カ月連続のプラスとなった。生産の基調判断は「一進一退で推移している」に据え置いた。
生産は全15業種のうち、自動車工業や電気・情報通信機械工業など10業種で上昇した。自動車工業は、普通自動車の米国向け輸出増のほか、軽自動車の新型車の生産増がけん引し、6.6%のプラスとなった。低下は5業種で、メモリー半導体の生産減が影響した。
〔写真説明〕経済産業省=東京都千代田区
2025年11月28日 18時03分