出国税、１人３０００円に＝税制改正・ポイント解説
日本を出国する人から徴収している国際観光旅客税（出国税）を１人当たり１０００円から３０００円に引き上げる。訪日客の急増を背景に、一部地域で過度な混雑が発生するなどのオーバーツーリズム（観光公害）が深刻化していることを踏まえた措置。増収分は、大都市部に集中する訪日客を地方に分散させる施策を強化する財源などに充てる。
出国税は２０１９年に導入。航空券が発券される場合などに上乗せして課税している。２歳未満の子どもや２４時間以内に出国する乗り継ぎ客は対象外。２４年度の税収は過去最高の約５２５億円だった。現行の税額は国際的な水準より低く、政府・与党内で引き上げを求める声が上がっていた。
2025年12月20日 07時10分
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