人型ロボット、本格普及に弾み=米IT見本市が閉幕



【ラスベガス時事】世界最大級の家電・IT見本市「CES」が9日、4日間の会期を終え、閉幕した。人工知能(AI)で機械を自律的に動かす「フィジカルAI」の技術に各社が注力する中で、人型ロボット「ヒューマノイド」に熱い視線が注がれた。産業用や家庭用での本格普及に弾みがつきそうだ。

今年のCESでひときわ話題となったのが、韓国の現代自動車グループと傘下の米ボストン・ダイナミクスが出展したヒューマノイド「アトラス」の量産版だ。工場に見立てたブースではアトラスが二足歩行し、棚の部品を認識して手でつかみ、別の棚に移す様子が公開された。産業用に設計され、作業の学習を重ねることでより正確に動くことができる。

ボストン・ダイナミクスの担当者は「アトラスは汎用(はんよう)性を持っており、どこへでも行き、何でも行い、周囲で起きていることを理解する」と誇った。現代自グループは2028年までに、ロボットを年間3万台生産できる体制を整える計画だ。

韓国のLGエレクトロニクスが公開した家庭用の人型ロボ「LGクロイド」は、洗濯物を畳んだり冷蔵庫から牛乳を取り出したりと、家事をサポートする様子をアピール。中国のユニツリー・ロボティクスの展示では、多少ぎこちないながらも、ロボットがボクシングをする姿に注目が集まった。

日本勢では、ミネベアミツミが人型ロボ用の手のロボットを発表。一本一本の指が二つの違った動力を備え、操り人形を動かす器用な動作と5キロの重りを持ち上げる力強さを持ち、自律的に動くことができる。川田テクノロジーズも工場内の作業自動化向けの人型ロボを展示した。

〔写真説明〕家電・IT見本市「CES」で展示された米ボストン・ダイナミクスの人型ロボット「アトラス」=8日、米ラスベガス 〔写真説明〕家電・IT見本市「CES」で展示されたミネベアミツミの手のロボット=9日、米ラスベガス

2026年01月11日 07時02分


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