
高市早苗首相(自民党総裁)は11日放送のNHKの番組で、今後の政権運営について「できるだけ政治が安定する形を作っていければいい」と述べ、国民民主党を念頭に連立政権の枠組み拡大に意欲を示した。「政治の安定なくして強い経済政策は打てない。強い外交・安全保障の実現も難しい」と強調した。
23日召集予定の通常国会で衆院を解散する選択肢はあるかと問われたのに対しては「国民に物価高対策の効果をちょっとでも早く実感していただきたい。今は目の前の課題に懸命に取り組んでいる」と述べるにとどめた。自民内では通常国会冒頭で首相が解散に踏み切るとの見方が浮上している。首相の出演は8日に収録された。
一方、首相は3~4月の初訪米に向けて「具体的な調整に入っている」と説明。「トランプ米大統領と揺るぎない日米の結束を確認したい」と語った。中国による軍民両用(デュアルユース)品目の対日禁輸措置については「国際的な慣行と大きく異なり許容できない」と批判し、重要物資の対中依存度を下げるためサプライチェーン(供給網)の多角化を急ぐ考えを示した。
また、社会保障と税の一体改革に関する「国民会議」を月内に設置すると改めて強調。「給付付き税額控除の制度設計を含め、スピード感を持って検討を進めたい。できるだけ早く制度設計を終えたい」と述べた。
【時事通信社】
〔写真説明〕首相官邸に入る高市早苗首相=9日、東京・永田町
2026年01月11日 11時17分