
【ワシントン時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は13日、米司法省によるパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長への刑事捜査の直前に、トランプ大統領が連邦検事らに対し、「優先対象」を速やかに訴追していないと叱責していたと報じた。関係者の話として伝えた。
WSJによると、全米各地から来た多くの連邦検事らは8日、ホワイトハウスを訪問。ボンディ司法長官が検事の一行をトランプ氏に紹介したところ、トランプ氏は、検事らが無力で、ボンディ氏の仕事を困難にしていると批判した。
翌9日、FRB本部改修工事に絡んだパウエル氏の議会証言を巡る捜査に関し、司法省がFRBに召喚状を送付した。首都ワシントンのピロ連邦検事はSNSで、何度もFRBに問い合わせたが、無視されたため、法的手続きを取ったと説明した。
レビット大統領報道官は12日、トランプ氏が刑事捜査を指示したとの見方を否定した。パウエル氏の捜査については「身内」である与党共和党議員からも疑問の声が上がる。ティリス上院議員(共和党)は「司法省の独立性と信頼性が今、問われている」と懸念を示した。
〔写真説明〕トランプ米大統領=9日、ワシントン(AFP時事)
2026年01月14日 16時18分