訪日客、初の4000万人突破=消費額9.5兆円、12月は中国客半減―昨年



金子恭之国土交通相は20日の閣議後記者会見で、2025年の訪日外国人数が過去最多の約4270万人だったと発表した。前年に比べて約16%増加し、初めて4000万人を突破。訪日客による年間の消費額も約16%増の約9兆5000億円と、過去最高を記録した。

円安を追い風に、訪日客数はコロナ禍前の水準を超えた24年の勢いが続き、2年連続で最多を更新した。日本で大地震が起きるとのうわさがSNSで拡散されたアジア圏の一部から旅行者が減った時期もあったが、幅広い国・地域で観光客の誘致に取り組んだ効果が表れた。欧米とオーストラリアの12カ国からは前年比2割増の計700万人超が来日した。

一方、中国政府による訪日自粛要請の影響で25年12月単月の中国人客数は約33万人と、前年同月に比べて約45%減少した。11月までの累計は国・地域別で首位だったが急ブレーキがかかり、年間では前年比3割増の約910万人と韓国に次ぐ2位にとどまった。

台湾有事を巡る高市早苗首相の国会答弁に中国が強硬姿勢を強めたことが背景。大手百貨店の免税売上高が先月は前年同月比マイナスに転じるなど、2月の春節に向けて全体の訪日客数や消費額に影響する恐れがある。

〔写真説明〕東京都台東区浅草の雷門前で自撮りをする観光客=2025年12月17日(EPA時事)

2026年01月20日 17時53分


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