トヨタ、豊田自動織機のTOB成立=国内最大、買収額5兆9000億円



トヨタ自動車などは24日、グループ源流企業の豊田自動織機に対するTOB(株式公開買い付け)が成立したと発表した。豊田織機は上場廃止となる。3メガバンクからの融資も活用した買収総額は約5兆9000億円に上る。レコフデータ(東京)によると、日本企業同士の合併・買収(M&A)として過去最大だ。

TOBは、グループの株式持ち合い関係を整理するのが目的で、トヨタなどの陣営が1株2万600円で買い付けを実施。議決権ベースで63.60%の応募があり、買い付け予定数の下限(42.01%)を上回った。今後、残る株式も強制取得し、豊田織機は5月中旬の臨時株主総会を経て、6月ごろに東証プライム市場、名証プレミア市場を上場廃止となる見込み。

豊田織機は「当社の企業価値をさらに高めるとともに、社会に貢献し続けるための今回の選択に対し、多くの株主の皆さまからご賛同をいただいた」とコメントした。

TOBを巡り、トヨタ側は買い付け価格を当初1株1万6300円と設定していたが、「物言う株主」として知られる米投資ファンド、エリオット・インベストメント・マネジメントが「豊田織機の企業価値を著しく過小評価している」などと反発。2度の引き上げを経て、2万600円でエリオットも応募を表明した経緯がある。

〔写真説明〕豊田自動織機のロゴマーク

2026年03月25日 08時06分


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