
【パリ時事】日銀の植田和男総裁は19日、先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議後に記者会見し、中東情勢の緊迫化を巡り「(経済・物価への)影響が徐々に出てきている」との認識を示した。素材をはじめとする川上産業などで、価格転嫁が「やや早めだ」とも述べ、物価の上振れを注視する姿勢を強調した。
足元の長期金利に関しては「速いスピードでこのところ上昇している」と指摘。要因として、中東情勢を背景としたインフレ懸念の高まりを挙げた上で、「国債市場の動向は政府とも緊密に連携しつつしっかりと見ていく」と語った。
当地で行ったベセント米財務長官との会談については「議論の内容を具体的にコメントすることは差し控える」と述べるにとどめた。
〔写真説明〕日銀の植田和男総裁=4月28日、東京都中央区(AFP時事)
2026年05月20日 08時45分