
中東情勢が緊迫化する中、スーパーやコンビニで食品容器を見直す動きが広がってきた。イトーヨーカ堂(東京)は今月下旬から、刺し身やむきえびのトレーのふたをプラスチックからラップに変更する店舗を拡大。ファミリーマート(同)は今夏をめどにサンドイッチなどのパッケージに使用するインクの色を減らす方向だ。
プラスチックや塗料は、原油由来のナフサから精製する石油化学製品が主な原料。ナフサの調達が不安定化する中、食品容器大手エフピコは6月1日出荷分から全ての製品価格を20%以上値上げすると発表しており、容器を見直してコスト削減につなげたい考え。
ヨーカ堂はこのほか、精肉や鮮魚の一部を白地のままにしたトレーで提供。天ぷらやのり巻きなどの総菜のばら売りも始める。顧客が購入したい分だけ容器に入れる形にし、プラスチックの使用量を減らす狙いだ。
ファミリーマートは、サンドイッチのパッケージに印刷するブランドロゴを白黒に変更する検討を開始。フローズンドリンク「フラッペ」の上ぶたの色の数も減らし、弁当容器は種類の集約を検討している。
〔写真説明〕イトーヨーカ堂大森店で、ラップ包装に変更され、店頭に並ぶむきえび=20日、東京都大田区
2026年05月21日 07時09分