
【蘇州(中国江蘇省)時事】日米中ロなど21カ国・地域が参加するアジア太平洋経済協力会議(APEC)貿易相会合が22日、中国江蘇省の蘇州で開幕し、初日の討議を行った。事実上の封鎖が続くエネルギー輸送の要衝、中東ホルムズ海峡の航行正常化に向け、共同声明などで一致した姿勢を打ち出せるかどうかが焦点の一つだ。
日本からは赤沢亮正経済産業相と堀井巌外務副大臣が出席。台湾有事に関する昨年11月の高市早苗首相発言に中国が激しく反発し、日中関係が悪化する中、王文濤商務相ら中国側と直接的な接触があるかどうかも注目点となる。
今月半ばに上海で行われたAPECの別会合は、日本から黄川田仁志男女共同参画担当相が出席した。日中関係が悪化して以降、閣僚の訪中は初めてだったが、2国間会談は実施されなかった。
中国国営新華社通信は、王氏がこの日の会合に向けて「単独主義と保護主義の台頭が、国際経済・貿易秩序に深刻な課題を突き付けている」と表明したと報道。昨年激しい貿易戦争を展開した米国をけん制したとみられる。
〔写真説明〕APEC貿易相会合に出席した赤沢亮正経済産業相(中央)=22日、中国江蘇省蘇州(経産省提供)
2026年05月22日 20時12分