
【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)欧州委員会は24日、中国系短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」について、未成年者のアカウントの安全性がデジタルサービス法(DSA)の基準を満たしておらず、同法に違反するとの暫定的な判断を示した。最終的に違反が認定されれば、世界年間売上高の最大6%の制裁金が科される可能性がある。
欧州委によると、未成年者がアカウントを「公開」に設定すると、TikTokを利用していない人を含め、誰でも投稿を閲覧できる。見知らぬ人からの望まない接触やネットいじめにつながる恐れがある。また、「非公開」に設定しても、他の利用者がフォローしている相手の一覧などから見つけ出されやすく、悪意ある人物による加害行為にさらされる危険があると問題視した。
欧州委は、未成年者の「公開」アカウントについて、本人が承認した利用者だけが閲覧できる設定を原則とし、アプリ外の不特定多数には公開されないようにすべきだと指摘。「おすすめ」欄で他の利用者に投稿を推薦しないよう求めた。
TikTokは今後、欧州委の調査資料を閲覧した上で、暫定判断に対し書面で反論できる。欧州委は今年2月にも、中毒性のある設計がDSAに違反するとの暫定的な判断を示している。
〔写真説明〕中国系短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」のロゴマーク(AFP時事)
2026年07月24日 19時58分