皮膚がんワクチン、後期治験で効果=米モデルナとメルク開発―mRNA活用



【ニューヨーク時事】米バイオ医薬品企業モデルナと製薬大手メルクは19日、共同開発する個別化がんワクチンについて、後期臨床試験(治験)で皮膚がんの一種である悪性黒色腫(メラノーマ)の再発リスクを抑制し、良好な結果が得られたと発表した。新型コロナウイルスのワクチンでも基礎となったメッセンジャーRNA(mRNA)技術を活用した。

両社によると、mRNAを採用したがん治療で、後期治験で良好な結果を示すのは今回が初めて。ワクチンは、患者のがん細胞特有の遺伝子変異に基づいて設計される。モデルナのバンセル最高経営責任者(CEO)は「がん研究において極めて重要な転換点となる」と強調した。

メルクのがん免疫治療薬「キイトルーダ」と、個別化がんワクチンを併用した治療効果を調べた。キイトルーダ単独の投与に比べ、併用した場合にはメラノーマの再発やがん転移のリスクの低減も確認された。発表を受け、モデルナの株価は前日終値比で2.7倍に急騰。メルクは12%超上昇した。

〔写真説明〕米モデルナ(写真上)とメルクのロゴ(AFP時事)

2026年08月20日 09時41分


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