石油備蓄放出、安定供給に貢献=需給構造の強靱化を―エネルギー白書



政府は23日、2025年度版エネルギー白書を閣議決定した。中東情勢の悪化を受け、「日本が世界に先駆けて石油備蓄の放出方針を決定し、国内・国際社会のエネルギー安定供給に貢献した」と強調。その上で「将来の有事に備えた需給構造の抜本的な強靱(きょうじん)化が急務だ」と指摘した。

白書では、アジアの産油国の経済成長やロシアのウクライナ侵攻で「原油調達先の選択肢は狭まり、中東依存度は近年、再び高まっていた」と説明。「石油製品にも供給の偏りが生じ、日本のエネルギー需給構造の脆弱(ぜいじゃく)性が改めて明らかとなった」との認識を示した。

需給構造の抜本的な強靱化のため、化石燃料の安定調達を強化するとともに、原子力や国産の再生可能エネルギーの活用を加速する考えを記した。

2026年10月23日 12時47分

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